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キプロスショックと為替の関係

ユーロ圏全体の経済規模に対してたった0.2%ほどの規模しかないのに、ユーロに大きな影響を及ぼそうとしているのがキプロスの金融危機です。ギリシャの2010年末段階における1720億ユーロの救済額に比べればキプロスへの救済は小さな金額に過ぎないのですが、その内容が物議を醸しているのです。

EUの財務相会議はキプロスへの金融支援を100億ユーロに圧縮するために、キプロスの銀行預金者から58億ユーロを捻出するように求めたことに端を発します。このベイルインと呼ばれる債権者負担による救済方法は欧州危機の中でもはじめてのやり方で、大口預金者が破綻コストを負担するというものなのです。

これがキプロスショックと呼ばれるものですが、国内では預金取り付け騒動が勃発し、この国がユーロ離脱の第一号になるのではいかという憶測も飛び交い当然のことながらユーロは大きく下押しすることとなりました。この国の状況がEUの行く末を大きく左右するという意味で、今後の状況が為替に与える影響はかなり大きいものとなってきています。

黒田日銀の「バズーカ砲」の凄さ

Osaka Castle Park, Japan黒田バズーカ砲は、正直リスクの高いものだと思います。金利が押し上げられ、国債の発行コストがかかってしまい、持続不可能なレベルに陥没の恐れがあるからです。今まで何かとマスコミは首相をたたくことが好きだったが今のアベノミクスについては、たたくどころか応援をしてしまっている。


また、円安で製造業の国内に戻ることが進むなどという、夢や理想としてしか思えないことまで書くようになってしまった。あの弱いものいじめ好きのマスコミどもがだ。しかし、マスコミがいうようなことを考えている企業などありもしないのだ。今さら、日本に工場を戻す製造業などあり得ないのだ。


日本経済の復活は、あくまでも実体経済、企業の生産性の向上、画期的なイノベーション、売れる商品の開発などにかかっているのです。ただこのまま円安が続けは日本国債は暴落して日本の金利が高騰する可能性がある。輸入価格の高騰によるインフレが起こって、さらに円安が進む。黒田バズーカ砲は収拾のつかない方向に向かう可能性がある。

photo by: Luke & Ma